私が小説を買う動機は、大体下調べなどせず、本屋で「おっ」と目に留まったからというものが多いです。今回取り上げる、三浦しをんさんの『舟を編む』も、大学構内の書店に通っていて、定番の書籍として平積みされているのを見て、本を読むのが好きな身とし…
久しぶりに谷崎潤一郎の小説を読みました。高校生の自分に『細雪』『春琴抄』で初めて谷崎潤一郎を知った私は、『陰翳礼讃』で東洋的な美を教えてもらい、川端康成と並び日本の美しさについて考えるうえでの大きな指標にさせて頂きました。 今回読んだ『少将…
再度病み期から復活し、気の向くままブログを綴っていると、時折ある悩みにつきあたります。 「陳腐な言葉ばかり書きなぐっとるなぁ……。児玉清、三島由紀夫みたいな発想が出るわけないし……」 「何のために書いてるんやろか……」 みたいな具合に。 心の底にこ…
この間、お弁当作りを始めてみました。 今までお昼ご飯と言えば、学食なり近くの料理屋に行ってお腹一杯食べまくる具合でしたが、いつもと比べて少量に、ご飯とお味噌汁という、きわめて簡素なものにしました。作ろうと思ったきっかけは、『向田邦子 暮しの…
「映画談義」と題して、初めての映画鑑賞記という趣向でいきます。 前回「忠臣蔵熱、ふたたび」と題して、にわかに忠臣蔵ブームが再燃したことを綴りました。仇討という大願を秘めた赤穂浪士とそれに関わる人物の物語が好きになっただけでなく、必ず壮観なオ…
実は少々昔、時代劇にはまっていたことがありました。アニメでは西尾維新の『刀語』、ドラマではCSで放送されていた『隠密奉行朝比奈』をよく見ていた記憶があり、いずれも日常では味わえぬ世界に憧れたものです。時代劇には様々なお話がありますが、特に…
本当にお久しぶりです。藍山花です。 少し精神を病み読書など趣味全てから遠ざかっていたのですが、ようやく文字を読むことに抵抗が無くなってきたので、思い切って何か文章を書いてみることにしました。書き始めてみると、今まで心の中で鬱々と溜まっていた…
最近めきめきと勉強意欲が沸いてきたおかげで、久しぶりにブログに寄稿することにしました。原点に返ったつもりで、今回は私の読書好きのきっかけである、文豪・川端康成を好きになったきっかけについて綴りたいと思います。題して、「つれづれに川端康成に…
「わたしの本棚」では、その月に読んだ本、もしくはどうしても色々綴りたくなった本について感想文や紹介文などをあれこれ記していきます(注:ネタバレがあるかもしれません、ご容赦ください)。ただし、今回はやや評論みたいな口ぶりになっているので、「…
「わたしの本棚」では、その月に読んだ本、もしくはどうしても色々綴りたくなった本について感想文や紹介文などをあれこれ記していきます(注:ネタバレがあるかもしれません、ご容赦ください)。 生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)作者:小坂 流加文芸社Amaz…
青春18きっぷの最後の一日を消費したく、先日富山県の氷見・五箇山へと旅しました。きっぷの元を取るという目的もあったのですが、一番の目的は、「妙好人・赤尾の道宗」について知ることです。これまで鈴木大拙の『日本的霊性』や藤吉慈海の論文を読んで頭…
知り合いの少年の激励会に参加するため、少しばかり帰省していました。親が世話になっている女性に唆されてその少年の旅行に同行することになったのですが、それについては機会があれば書いてみたいと思います。 大阪行のサンダーバードで私は『谷崎潤一郎・…
今週のお題「〇〇からの卒業」 今年卒業される学生の皆さん、御卒業おめでとうございます。とはいえ学生の中には、まだ後期試験の結果が判明しておらず心の底から笑えない、という方もいるでしょう。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉もあります。出せ…
読書垢の方々の言葉にまつわる呟きを見ては、「えぇことゆうなあ……フムフム」と思っている日々なのだが、たまたま谷崎潤一郎の『文章読本』を再読して、ふと自分も考えてみたくなった。
岡潔の名著『春宵十話』にまつわる体験談。「滅私奉公」の是非は議論の種ですが、本作のある一節が、私に新たな視点を与えたのでした――。
初めまして。このブログに足を運んでいただき、本当に有難うございます。 人生初の連載なので、第一回は自己紹介とこのブログの説明について綴りたいと思います。 自己紹介 このブログについて 自己紹介 私の名前は藍山花と云います。もちろんペンネームです…